Love Game
「漣」
「ん?」
漣の胸に頭を乗せ
「仕事は?まだいいの?」
今は8時前
「ん。今日は昼からだから。瑞希さんは?」
髪を撫でてる。
「私?私はお休み」
「休み。なら、此処にいてよ」
「な、何でよ。昼から撮影ならいつ帰って来るか分からないでしょ。それに私も用事があるの」
「何処か行くの?」
「実家に帰るの」
漣から離れてベッドから降りて服を着る。
「漣も着替えて。コーヒー淹れてもいい?」
「あ、ん」
漣をほっといてキッチンへ
キッチンに立つのはちょっと抵抗あるんだけど。
コーヒーメーカーをセットして その間に軽くメイクをする。
「実家に帰るって、晩には帰って来るんでしょ?」
「ううん。3日間のお休みだから帰るのは明後日かな」
コーヒーが入った。
漣がトースターにパンを入れ
「目玉焼きでいい?」
「えっ?」
漣が作るの?
「目玉焼き?それともスクランブルエッグ?」
「私がするから」
慌ててキッチンに
「あ、サンキュー じゃあ頼むね。 俺、堅めがいいから」
「うん」
何故か私が朝食の支度を
冷蔵庫を覗くとキャベツがあるからサラダでも作るか。