君に捧げる恋歌


公園の入口に着いて思いっきり深呼吸をした。


走りすぎてちょっと疲れたから、自動販売機でシュースを買って一気に飲み干す。


そしてもう一度大きく深呼吸をし小さいステージに向かった。


だがそこには舜の姿が見当たらない。


会えると期待しすぎたせいか、一気に気分が下がった。


そのまま家に帰ろうとしステージに背を向ける。


まぁ、また会えるだろうと気を取り直しバッグを握る手を更に強く握る。


2,3歩歩いたとこで後ろから「あっ」っと声が聞こえた。


振り向くとそこには舜の姿。


< 11 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop