君に捧げる恋歌


二人の間では沈黙。


舜のギターを弾く手は止まっていて、なにか考え事をしている。


私はその様子を見ているだけ。


ふと、なにか閃いた顔をしてニコニコしている舜。


「ここを出よう!」


「えっ?」


何を言われると思ったら、ココを出る?


「えっと、ココを出てどこに行くの?」


もう八時に近いの一体どこへ?


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