君に捧げる恋歌
舜の顔がどんどん近づいてくる。
それと同時に目を瞑る。
これって、キスされるんだよね?
……だがいくらたっても何も起こらず目を開く。
「…あの~?」
「倒れた時の衝撃で眼鏡がどっかいっちまった。ちょっと探してくんない?」
なんだ、眼鏡が外れたせいで周りが見えてなかったんだ。
「分かった、ならどこう。」
そう言うと舜はすぐにどき、床に手を当てて眼鏡を探してる。
眼鏡ならすぐ近くにあるのに彼には見えてない。