君に捧げる恋歌



私はその眼鏡を手に取り掛けてあげようとするが、舜と目があいその手は止まる。


舜の顔をまじまじ見る私。


目は真っ黒で、鼻は少し高く肌は赤ちゃんみたいにきれいな肌。


私は指でその肌に触れた。


「舜の肌、綺麗だね。触りたくなる。」


「触りたくなるって、もう触ってんじゃん。」


「そうだね。ははは。」


そう笑うと舜は私の手首を持って顔を近づける。





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