君に捧げる恋歌
だがここから家まで凄く遠い。
そうだ、海の近くにバス停があったはず。
私は海へ向かう事にした。
歩いて、10分程で海に着く。
バス停もあったし時刻表を見ると後一時間もある。
その一時間の間は暇だから海を眺めることにした。
昨日舜と来たこの海で同じ所に座り風にたそがれる。
涙は自然と止まり、さっきの事も忘れてしまうくらい心地が良かった。
舜が言ってた通りだ。
ここに来れば、辛いことも忘れられる