君に捧げる恋歌


「有難う。お金払うよ。」


「自分で買っといて女に払わす男なんていねーよ。」


とか、言ってかっこつける舜。


「かっこつけないでよ。」


そう言うと舜は拗ねて「別にかっこつけてねーよ。」とそっぽを向く。


「拗ねた~。」


すねた舜は子供みたいに可愛かった。


「拗ねてねーよ。」


と、振り向く彼そしてじっと目が合う。


お互い言葉が出ない。


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