君に捧げる恋歌


舜は私の額に手を当て「ばーか。」といいデコピンをした。


「そうだよな。美歌の言うとおり。俺母さんから理由聞いてなかった。もし、俺が父さんと同じふうに色んな所で歌ってたらいつか母さんに会えるかもしれない。そしたら、理由聞けるかも。背中を押してくれて有難う。俺、これから父さんと同じふうになって母さんを見つけ出すよ。どんな結果であろうと、俺はまっすぐに進む。だから俺の側で応援しててな。」


そう言って、ハニカム舜はとても綺麗に見えた。


これからお母さんに会うために、自分の夢に向かって走りだす彼。


私は全力で応援するよ。




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