君に捧げる恋歌


夜空に手を伸ばし、大きく深呼吸。


一気に息を吸うと海の匂いが残る。


遠い空を眺める君を、隣で見つめる私。


だけど、突然舜の使ってる香水の匂いに変わった。


目の前は真っ黒で、何も見えない。


舜に抱きしめられてるんだ。


舜の片手は私の腰へ。


舜の腕の中はとても暖かくて、心地よくて、愛おしくて離れたくない。


私も思いっきり舜を抱きしめ返す。


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