君に捧げる恋歌
でも舜は私の反応を見て誂ってるだけだよね。
でもいいんだ。
それでも幸せだって思えるから。
繋がれた手をぎゅっと繋ぎ直し目的の階に着いたのでエレベータから出る。
そこからまっすぐ進んで舜はある所で立ち止まった。
目の前には楽器専門店。
手を引かれて中に入るといろいろな種類の楽器。
でも舜は他の楽器を見もせずギターが置いてあるコーナーへと向かった。
そこで舜は一本の弦を手に取りレジへ並ぶ。
「この間、ギターの弦が切れてさ予備がなかったから。」
「そうだったんだ。そのためにココへ?」