君に捧げる恋歌


カプチーノが届いて一口飲むと、舜が言ってた通りすごく美味しい。


「美味しい。」


「だろ?また飲めて良かった。今度来た時はココアでも頼んでみようぜ。」


…また来た時?


ということはまた一緒に来れるってことだよね。


「うん。今度ね。」


二人の約束みたいに思えて頬が緩む。


「じゃあ、買い物は終わり!弦も買えたし、ここに来れたし。」


もう終わり?


なんか名残惜しいな。


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