㈱恋人屋 TWICE!
その後も、私はビビりながら、そのたびに新に守られながら、どうにかお化け屋敷を抜け出した。
「はぁ、怖かった…。」
「だから、何回も言うけど紗姫は基本ビビりすぎなんだって。」
「女子なんだし仕方ないでしょ…。」
ふと、私は思った。
これくらいメンタルが強くないと、心理学で博士号を取るなんてこと、できないのかもな、と。
「…次こそはちゃんと休ませてよね…。」
「はいはい。」
「それが不安なんだけど…。」
でも、次に乗ったのはコーヒーカップ。さっきまでの絶叫二連続の疲れが、少しだけとれたような気がした。
その後は、遊園地内のレストランで食事をした。
「新ってさ。」
「ん?」
「何で心理学、やろうと思ったの?」
「俺? 何でまたそんなこと…。」
「いや、何となく。博士号までとったんでしょ? 聞いておきたいなって思って。」
「…。」
新は黙ってしまった。
「あ、ゴメン、もしかして、変なこと聞いちゃった…?」
「…ちょっと、な。ま、食べようぜ。」
「そうだね…って、まだ来てないじゃん。」
「ははっ、ナイスノリツッコミ。」
「も~。」
理由を聞けなかったのが、ちょっと気にかかった。
「はぁ、怖かった…。」
「だから、何回も言うけど紗姫は基本ビビりすぎなんだって。」
「女子なんだし仕方ないでしょ…。」
ふと、私は思った。
これくらいメンタルが強くないと、心理学で博士号を取るなんてこと、できないのかもな、と。
「…次こそはちゃんと休ませてよね…。」
「はいはい。」
「それが不安なんだけど…。」
でも、次に乗ったのはコーヒーカップ。さっきまでの絶叫二連続の疲れが、少しだけとれたような気がした。
その後は、遊園地内のレストランで食事をした。
「新ってさ。」
「ん?」
「何で心理学、やろうと思ったの?」
「俺? 何でまたそんなこと…。」
「いや、何となく。博士号までとったんでしょ? 聞いておきたいなって思って。」
「…。」
新は黙ってしまった。
「あ、ゴメン、もしかして、変なこと聞いちゃった…?」
「…ちょっと、な。ま、食べようぜ。」
「そうだね…って、まだ来てないじゃん。」
「ははっ、ナイスノリツッコミ。」
「も~。」
理由を聞けなかったのが、ちょっと気にかかった。