㈱恋人屋 TWICE！
悩んだ末私が決めたメニューは、これぞ和食、というようなメニューだった。

魚とみそ汁とご飯と野菜と。ヘルシーで嬉しいメニューだった。

「頂きま～す。」

私はご飯を口にした。だがその時、妙な感覚に襲われた。

「紘輔さん。」
「ん？」
「このご飯…何か変なにおいしませんか？」
「そうですか？　そんなことはないと思いますけど…。」

その時、紘輔さんの目の色が変わった。

「…後で、僕の病院に来てもらえませんか？」
「別にいいですけど…何かあったんですか？」
「いえ、ちょっと紗姫さんについて調べたいことがあって…。」

私は食べ終わると、紘輔さんの勤める病院に行った。

受付を済まし、待合室で座って待つ。

「どうしたんだろ、紘輔さん…。」

私について調べたいことって、一体何なんだ？　それに、私がご飯のにおいを「変だ」って言った瞬間に…。何か関係があるんだろうか？

そんなことを考えているうちに、私の名が呼ばれた。

診察室に入ると、そこには紘輔さんがいた。パソコンには、よくわからない画面が映し出されている。

「あ、紘輔さん…。」

白衣を着た紘輔さんも、またイケメンだった。

「えっと…ちょっと写真を撮りたいんですけど、いいですか？」
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