㈱恋人屋 TWICE!
「私の分まで…?」
「そ、そ、それで、倒れてたって…?」
お義母さんの声が震える。
「朝会社に行こうとしたら、道端に寝転がってたんです。声をかけたんですけど返事がなくて、よく見たら頭から血を流してて…。」
「はっ…!」
お義母さんが倒れそうになるのをお義父さんがとっさに支える。
「それで、今手術中なんです。間もなく警察の方が来られると思います。」
「菜月は…菜月は一体!?」
「…幸い、そこまでの怪我じゃないです…。医学部志望だったので分かります…。」
「でも、安心はできませんね。」
その時、後ろから声をかけられた。
「すみません。」
振り返ると、真守さんがいた。
「真守さん…。」
「知り合いなの、紗姫ちゃん?」
「元お客様なんです。」
「警視庁捜査一課の倉橋真守です。お話をお聞かせ下さいますか?」
私達は、真守さんに一通り、各自が知っているだけのことを話した。
「なるほど…。」
「真守さん、犯人…分かりそうですか?」
「それはまだこれからです。…ですが、何となく目星はついています。」
「ついてるんですか? 誰ですか!?」
そして、真守さんは驚きの名前を口にした。
「…恋人屋社長、鯉ヶ島匠氏です。」
「…えっ…。」
「そ、そ、それで、倒れてたって…?」
お義母さんの声が震える。
「朝会社に行こうとしたら、道端に寝転がってたんです。声をかけたんですけど返事がなくて、よく見たら頭から血を流してて…。」
「はっ…!」
お義母さんが倒れそうになるのをお義父さんがとっさに支える。
「それで、今手術中なんです。間もなく警察の方が来られると思います。」
「菜月は…菜月は一体!?」
「…幸い、そこまでの怪我じゃないです…。医学部志望だったので分かります…。」
「でも、安心はできませんね。」
その時、後ろから声をかけられた。
「すみません。」
振り返ると、真守さんがいた。
「真守さん…。」
「知り合いなの、紗姫ちゃん?」
「元お客様なんです。」
「警視庁捜査一課の倉橋真守です。お話をお聞かせ下さいますか?」
私達は、真守さんに一通り、各自が知っているだけのことを話した。
「なるほど…。」
「真守さん、犯人…分かりそうですか?」
「それはまだこれからです。…ですが、何となく目星はついています。」
「ついてるんですか? 誰ですか!?」
そして、真守さんは驚きの名前を口にした。
「…恋人屋社長、鯉ヶ島匠氏です。」
「…えっ…。」