なあ、俺ってまだガキなん?
「え、っと…」
「あー!いいや!なんでもええからいっぱい乗ってこ!!」
悠希くんの手を握るというか、持って? 引っ張る。
「…先輩?手、冷たいですね。」
「心暖かいからね!!エネルギー、そっちまで回ってないねん!
…あ、悠希くんの手まで冷めるな。ごめん。」
「そうじゃなくて。オレが暖めたらええ話でしょ?」
私の手ごと、悠希くんのポッケの中。
「え、え、いやいや…これはあれでしょ?恋人がやるやつやん。」
「じゃあ、相手が篤哉やったらいいんですか?」