なあ、俺ってまだガキなん?
水輝side
校門前であつと別れた後、急に華奈が
「なあ、真剣な話していい?」
なんて言うからめっちゃ、身構えちゃうやんか。
「水輝はさ、ホンマに宮本に恋愛感情はない?」
「真剣な話って、そのこと?ないって何回も言ってるやんか。」
「…じゃあさ、うち告白していい?」
「へ?…え?え、華奈あつのこと好きやったん?」
「いやー、ずっと宮本が水輝に好き好き言ってるの何年も見てたらさ?なんか、可愛く思えちゃって…。」
「そうやったんや…。でもそれ私、わざわざ通さなくていいやろ。」
「一応確認しといた方がいいかなって。まあ、告白するってだけなんやけどね。」
「…そっか。私のことなんか、気にせんと告白してき。」
「うん、ありがとっ!!」