君がいてくれたから
俺は高校二年生の春園 拓海(ハルゾノ タクミ)
5歳の時に両親を亡くした
それ以来
俺はいっさい
笑わなくなった
笑うのがめんどくさい
自分以外だれも
信じられない
いや
信じたくないのかもしれない
もう
死にたい
生きていることもめんどくさいなってきた
だがそんな俺の前に
一人の少女が現れた
名前はリン
帰国子女らしい
髪の毛はショートで性格は
うるさい
だが勉強ができ明るい性格で
周りから人気があった
俺とは正反対
そんなリンが俺に声をかけてきた
『よろしくね!』
すごく可愛い笑顔だった
その時
初めて人を好きになり
生きようと思えた瞬間だった
それからというもの
リンは俺によく話しかけてくれた
引っ込み思案な俺は
自分から会話に入ることが出来ない
だがリンのおかげで話に入ることができた
リンには感謝している
俺にもやっと友達が出来たと思った
だが
ある事件が起きた