SHINTO PRIEST1
アハハ!と笑いながら黒い雷を右拳に宿し殴りかかる。
だが、煌はそれを左手だけで止める。
バシーン!!と周りに衝撃が走る。
だが煌は離さなかった。
そして煌は右拳を振りかざし言った。
「力を貸せ!カグツチ!」
ボウッ!と煌の右拳に黒い焰が宿る。
そして煌は佳祐の腹を殴り飛ばした。
ズドーンといい佳祐は大きく飛ばされそのまま頭から落っこちた。
ズドン!と落ちそして佳祐は髪の色が元に戻っていく。
それを見て煌は莉子に近づき始める。
倒れている莉子の頭を優しく抱きそっと起こす。
彼女は冷たく唇も乾いていた。
「何してるの?煌ちゃん!」
「そんな睨まないで!」
「いじわる!」
今でもいたずらっぽく笑いながら言ってくれるんではないか?と煌は思う。
ピトピトと煌の涙が莉子の顔に落ちる。
「ごめんな、もっと俺が強ければ莉子を守れたのに……もっと俺が強ければ佳祐を殺さずに済んだのに……」
そして煌は上を向いて
「アァォァァァァァァァァ!!!!!」と叫んだ。
そしてこの瞬間から煌の破滅が始まる。
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