俺様上司とツンデレ部下
「…おい、美空、起きろ。」
これ以上いると、理性が持たないので、仕方なく起こす。
「…ん、部長…。」
が、俺の考えが甘かった。
眠そうに目をこする部下。
その表情は、あまりにも可愛くて、理性が吹っ飛んだ。
「これは、その気にさせた、お前が悪い。」
「へ?」
勝手に言い訳をして、奴の顔の後ろに手を伸ばす。
そのまま自分の方へ引きつけて、軽くキスをした。
これは、多分関係が変わってしまうと、予感する一瞬の幸せだった。
伸也side end