破滅の魔導師
「はぁぁ、今日も可愛いね、アカリン」
「なっっっ、可愛いくねーよ!」
顔を真っ赤にして否定するアカリン。そんなんじゃぁ逆効果だぜっ
「うっわぁ、キモッ!キモッ!」
ドン引きな顔をして叫ぶユウヤ。
失礼だな。
「ユウヤに言われたかねーよ!」
「はぁ?お前まだ俺様の格好良さがわかってねーんだな」
…え?
何言っちゃってんのこの人。
普通に引いちゃったよ…
どんだけ、自惚れ道を走ってんの?
もう、走ってるどころか暴走だよ
「あり得ないね…」
「ああん!?」
気付かれないよう、呟いたわたしの言葉はちゃーんと届いてたようです