破滅の魔導師
早々と
はぁー。
入る気なんてなかったのに…
めんどくさっっ
めっちゃめんどくさっっ。
仕事やんなきゃなのかなぁー。
あぁーもう!
ライのせいだ!
ったくもー。
まぁ、一遍言ったことだからね。
仕事しないかもだけど
面倒くさいことはやらないけど
ユラ。精一杯がんばりますっ!
多分。
まわりでは、いつものように
カグラがはしゃぎ。
ユウヤがギャーギャー騒ぎ。
ミヤビがグミを頬張り。
アカリがそれを見て微笑み。
イツキが寝ている。
そこに、ライが入っているのは初めて見たけど違和感なんて全然ない。
最近、出会ったばかりだけど、もう日常化している。
そう、思ってみたら何故か笑えた。
楽しい笑いじゃない。
乾いた笑い。
何故かわからないけど、分かるような気がする。
そんな、矛盾した気持ちをもちながらみんなを見た。
なぜか、モノクロにみえた。