破滅の魔導師




「ッック!ッハァハァハァ」

わたしの意識が浮上し目をあけたころにはもうすでに窓の外は暗かった。

時計をみると、もうすでに9時をまわっていた。


「ハァ。今日この夢みるとかついてなさすぎだわ。」

ミヤァと泣きつく黒猫のシキはまるでわたしを心配するようで



「大丈夫だから。シキ。まだ。その時ではないよ」



呟いたわたしの声は暗闇の中に静かにとけこんだ






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