エリート同期のプロポーズ!?
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「で、その指輪が、これ……?」
志帆が箱を指差す。
「そーなの……」
夕食時の、今現在。あたし達はこぢんまりとした創作和食のお店にいる。
今日のランチは、バタバタと忙しくて、ゆっくり話せなくて。
会社の人には聞かれたくない話だし、と、ちょっと会社から離れたところにある美味しいお店に、来てみた。
摩耶は、寿退社に向けて残業……ではなく、ブライダルエステの為に今日は集まれず。
央は、仕事が随分忙しいみたいで、顔を出せたら出す、とのこと。
お誘いの返信メールの文面は、マドンナ目撃事件の影響はなく、普通だったことにちょっと安心したりして。
かえって、志帆と二人の方が話しやすいかも。