エリート同期のプロポーズ!?
あり得ない。


あり得ないのはよーく分かっているつもりなんだけど……。


こうして女友達と話していると、昨日の夜の事が何だかくすぐったい。




だって、あたし、プロポーズされたんだよ?


絢斗君が何か企んでいるのか、それともイケメン特有の気まぐれなのか何なのか……


分からないけれど、確実に『嬉しい』と感じている部分があるんだよね。


出会って今日で5日目。


あたしの友達が、そんな状態なら、目を覚ましな!騙されてるよ!って怒ってしまうかもしれない。


……結婚しよう、だって。



変な気持ち。


勿論、警戒心、嫌悪感もしっかりあるけど。
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