エリート同期のプロポーズ!?
「何?!誰とよ?!」


志帆ってば。志帆ってば。水くさいーーーーー!!


気がつくと志帆は真っ赤な顔で下を向いている。


「いや、そういうんじゃないのよ……」


「じゃーなんで赤いのよう!!」


「……だって……あたしこそ、騙されてるかもなんだよ。いや、確実に騙されてるの!」


あたし達は、追加注文そっちのけで恋バナモード。


聞こうじゃないの。本腰入れて。


あたしは、メニュー表をとりあえず机に置いて、聞く気満々。


照れている志帆はいつもよりうんとかわいい。


これは、きっといい話だ。
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