エリート同期のプロポーズ!?
「央とあたしは……戦友、って感じかなぁ」


「戦友ねぇ」


「お互いに、励まし合って自分の恋を実らせたいと言うか……」


「あたし、男女の友情信じない派」


「……じゃあ、央と志帆は、なんなのよう……」


「ただの、同期!」



……納得出来ないなー。



あたしを攻撃することで、すっかり涙の乾いた志帆は、元気にご飯を食べた。


そのお店は、一つ一つのメニューが凝っていて面白く、味もよくて……。


このお店に一緒に来るなら、絢斗君じゃなくて央との方が楽しそうだな、なんて無意識に考えている自分に驚きながら、メニュー表を閉じた。
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