エリート同期のプロポーズ!?
「明日も早いし、そろそろ帰ろっか」


時計が21時を差した頃、志帆が言う。


「そだねー。央、来なかったねぇ」


「李花がプロポーズされた、って聞いた時の央の顔。見たかったわぁーー」


ふざけたような志帆の声。


「……なんか、楽しんでるでしょう?」


「そりゃ、二人の男の間で揺れる友達の姿なんて中々見られるもんじゃないし、貴重よぉ」


「別にその2択で揺れてませんけど…… 」


さっきまで泣いていたとは思えない程、いつも通りの志帆。


よかったけど、なんだかなー。


なんか、思いっきり勘違いしてるよね?
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