エリート同期のプロポーズ!?
「……要するに、今日ご飯するはずだった友達が急遽気になる人から皆で飲もう、と誘われたから一緒に来てと言われたものの、友達はもう気になる人がいるわけだし、1人じゃ心細い、と……」


うんうんうんうん、と頷く志帆。


「あたしの友達もタメだからさ、自己紹介もしやすいじゃん?!で、あっちが急に増えて男子3人だって言うからさー」


その気持ちは、痛いほどわかる。


「24歳です♪」


「23歳です♪」


「21歳です♪」


「……さ、32歳です♪」


って、言うはめになった場合、生き地獄とはこの事だもの。


そんなの、その場から泣いて逃げ出すレベルだよ。


その時点で、対象外、問題外、蚊帳の外……。


自覚があるから余計に辛い。
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