エリート同期のプロポーズ!?
「今日はね、見に行ってよかったよ!貼り紙がしてあった」


戻ってきた絢斗君が嬉しそうに言う。


「へぇ、なんて?」


「臨時休業!!」


……いや、キリッとした顔で言われても……。


ですよね、としか言えないんですけど。




「んじゃ、どうするかー……こういう、行き当たりばったりなのも楽しいもんだね」


きっと、今までの絢斗君のデートは違う。


沙耶香ちゃんみたいな人と、だから。


大分前から予約しないと入れないレストランとか。


ワインの種類が沢山あるお店とか。


ムードたっぷりの、素敵なところがよく似合う。

そして、きっと、絢斗君もそういうデートが好きなんじゃないのかな?多分だけど。

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