エリート同期のプロポーズ!?

「なーんかすっかり彼女気取りで離れないから、息抜きに、抜け出してきたってわけ」


「萌沙って……みっちゃんのこと？！」


「今知ったの？！なに、まりかちゃん、さくら？？雇われたの？」


「あ、違う違う、みっちゃんと志帆が友達で、あたしは志帆の友達で……」


「無関係なのに駆り出されたってやつかぁ」


うんうん、と頷く。


「通りでね！納得だわー、つっまんなそーにしてたから」


「あ、雰囲気悪くしてました？すみません」


「いや、ぜんぜーーーん。だって楽しくないよね、今日の飲み会。さて、そろそろ行かないとまずいかな」


確かに、あんまり長い時間二人で抜け出しているのはあらぬ疑いをかけられる。


「それとも、一緒に、抜け出してどこかへ行こうか？」


へ？！


「冗談だよ、じょーーーだん！ほんっとにかわいいね、まりかちゃん」