エリート同期のプロポーズ!?
「すんげー出にくいんですけど……二人とも、俺と待ち合わせてること忘れてるだろ……」


央が所在なさげに立っていて。


「央……」


絢斗君も驚いている。


き、聞かれた……?


「央、いつからいたの?なんか聞こえた?」


困る。


困る。


あたし、央の事好きとか、言っちゃったし。


お願い、たった今到着していますように。


もしくは央が難聴でありますように。(無茶苦茶)


「多分、殆ど聞こえてないよ」


頭をポリポリと掻きながら言う央の台詞に、ほっとするあたし。


「結構穴場だと思ったんだけどな、の辺りからしか」


……えーーーーーーーと。


いや、それ、スタートなんですけど……。


完全に最初からなんですけど……。
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