エリート同期のプロポーズ!?
ヒソヒソ話をしているあたし達のところにみっちゃんが 、ニコニコとやって来る。


入れ違いに、志帆がその他大勢の中でもまぁまだましか、という感じの人に話しかけられ、応じ始めて。


先手必勝。


「みっちゃん、あのイケメンと超お似合いだよ!頑張ってね!あたし、応援してるから!」


みっちゃんは、同じく小声で


「……お似合いかなぁ?」


やだ、かわいい。


「超ーーーーお似合いだよ!絵に描いたような美男美女だもん!」


「……ありがとう。ねぇ、李花ちゃんは、誰かいい人、いた?」


……いるわけないじゃん何言ってるの、という言葉を飲み込み、


「いや、実はあたし、他に好きな人いるんだよねー!」


「あ、そうなの?!」


「うん、今日は人数合わせで志帆に呼ばれて来ただけだし」


「そっかー、あたしの為にごめんね、ありがとう。今度ゆっくり志帆と3人でご飯食べよ!」


急に醸し出す空気が変わる。


ライバルかも、という所から、どうやら害がないようだ、と分かってからの変わり身の速さと言ったら……。
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