エリート同期のプロポーズ!?
「段々年取ると、傷つくのが怖い、なんつって頑張れなくなるじゃん、恋愛って」


「うん、まぁ……」


「もう後がないとか思うから、フラれた時のダメージ半端ねぇし」


「想像力たくましいね、央」


「伊達に片想いしてねーよ?」


「確かに!」


「納得してんじゃねーよ。とにかく、最終的に10年あがいても駄目なら、嫁ぎ先あると思ったら冒険できるんじゃん?」


「そう……かな?」


「よし、では、30歳の誕生日プレゼント。李花に『嫁にいけないことはないという安心感』を差し上げます!!パチパチパチ!!」


パチパチ、と言いながら拍手をする央。


「えーでも、それまでに央が先に結婚してたらどーすんのよ?」


「そのときは……ごめーんねっ♪」


「かるっっっ」


「ジジイとババアの泥沼、やだろ?」


「……そーね」

< 48 / 376 >

この作品をシェア

pagetop