エリート同期のプロポーズ!?
*3*
*****
「えーーーーーー?!結婚!?」
あたしと志帆と央は、ほぼ同時に声をあげた。
「……えへへ」
摩耶が、幸せそうに微笑む。
あたし達は、久々に四人でランチをしていたところ。
摩耶が、久々に皆で集まらない?と声をかけてくれたので、会社の近くのイタリアンで食べ始めたところで。
「おめでとう!摩耶、絶対今すぐにでも結婚したいーって言ってたもんね!」
「……もしかして、旦那様との出会いは…?」
そう。摩耶は合コンの鬼と化していたはず。
「それがね……あたし、バカみたいに合コン行きまくってたじゃない?」
うんうん、と頷くあたし達。
バカみたいに、は、この際スルーで。
……実際「バカみたいに」という形容は、結構的確なくらい、摩耶は張り切っていたし。