エリート同期のプロポーズ!?
「誰とも付き合ったことなくて、ご飯とか男の人と食べに行ったこともないって言うんだぜ」


央が鼻息荒く言う。


「うっそー、あんなかわいいのに?!」


「男、怖いんだって。かわいくねぇ?」


「……じゃあなんで央はオッケーだったの?オネェ系で攻めてみたの?」


「バーカ!違いますぅー。仕事でちょっと助けたら感謝されたんですぅー!!」


「うわー、相手のミスにつけこむとか最低…」


「違いますぅー。まさかのあちらからのお声掛けですぅー」


「……そのしゃべり方じわじわとムカつくからやめてくれない?」


「へへへん。あ、その緑色もしかしてメロンじゃねーの?ちょっと俺にも」


「メロンだとしたらあたしも食べたいんだけど!!ひとすくいに、遠慮がないし!」


あたし達はギャーギャーと、色とりどりのソルベを取り合って食べた。


マドンナとは、やらないであろう食べ方で。
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