エリート同期のプロポーズ!?
「なんで、あたしが絢斗君と……」


「だから、好きになっちゃったんだって」


「なんでそんな……「ちょっと待って」



志帆があたしの言葉を遮る。


ご丁寧に右手をピシッと顔の横で立てて。


「ねぇ、あたし達、そろそろ結婚したいよね?」


「そ、そりゃあ、まあ、いつかは……」


「年齢的にも、そんな悠長な事言ってられないよねぇ?そして、」


志帆が何やらヒートアップし始める。


「出来ることなら良いとこにお勤めの素敵な旦那様がいいよねぇ?!」


……なぜ、平日の昼間から志帆はこんなに欲望を明け透けに??


「まぁ、そりゃ、ある程度……」


「よーーし、わかった!」
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