エリート同期のプロポーズ!?
「なんか。勝手にあたし、自分が摩耶よりは先に結婚するような気がしてて」
……確かに、客観的に見て摩耶より志帆の方が顔立ちもスタイルもいい。
合コン、合コンと騒いでいただけのことはあって、摩耶はメイク、服装、髪型……と「男受け」重視になりつつあって、それが、端から見ている同僚としては「そこまでしなくても……」と鼻白んでいたのも事実。
「だけどやっぱり、あれくらい本腰入れないと結婚出来ないもんなのよ!」
志帆なら出来そう、という言葉を飲み込んで、
「そうねぇ……」
当たり障りない相槌を打つ。
あたしだって、結婚したい。
でも、摩耶のように、今日の志帆のように、人前でがっつり公言する勇気はない。
それは、他人の目から見ても結婚出来そうな人にしか許されない行為であって。
あたしみたいに、周りがリアクションに困るであろうタイプは、公言しちゃダメ。
……それくらい、あたしだって分かっているんだから。
……確かに、客観的に見て摩耶より志帆の方が顔立ちもスタイルもいい。
合コン、合コンと騒いでいただけのことはあって、摩耶はメイク、服装、髪型……と「男受け」重視になりつつあって、それが、端から見ている同僚としては「そこまでしなくても……」と鼻白んでいたのも事実。
「だけどやっぱり、あれくらい本腰入れないと結婚出来ないもんなのよ!」
志帆なら出来そう、という言葉を飲み込んで、
「そうねぇ……」
当たり障りない相槌を打つ。
あたしだって、結婚したい。
でも、摩耶のように、今日の志帆のように、人前でがっつり公言する勇気はない。
それは、他人の目から見ても結婚出来そうな人にしか許されない行為であって。
あたしみたいに、周りがリアクションに困るであろうタイプは、公言しちゃダメ。
……それくらい、あたしだって分かっているんだから。