エリート同期のプロポーズ!?
「ごめん、本当は全部黙ってなきゃいけないんだろうけど、あたし、なんか李花を騙すみたいで……」


志帆が明らかにへこんでいる。


そんなに責任を感じなくていいのに……


「大丈夫だよ、そんな」


「でもさ、そうやって誘導して、李花と絢斗君がご飯行ってうまくいけば、二人も幸せだし、あたしも素敵な人紹介してもらえるしで、円満解決、とか思っちゃって……」


うなだれる志帆を見ていたら、何だか怒りが沸いてきた……イケメンタグ絢斗君に対して。


なんで、そんな卑怯な手を使うんだろう。


しかも、何か裏があるとしか思えない。


あたしを好きとか、あり得ないし……。
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