エリート同期のプロポーズ!?
指定された時間は19時半。


……イケメンタグ絢斗君は、まだ来ない。


待ち合わせに困るだろうし、と志帆が連絡先を教えようとしてくれたのだけど、あたしは変に鼻息荒くなっていたので、


「アイツは運命信者なんでしょ?なら、連絡先知らない位で会えないならそれまでってことよ!ざまーみろだわ!!」


……いやー、何を突っぱねていたんだか。


時間を確認すると、まだ20分。


そーか、まだ指定の時間じゃないのか……。


張り切って待ち構えていると思われるのもしゃくにさわるけど……。


シトラス風味の水を一口飲んで、あたしはまた夜景を眺める。
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