エリート同期のプロポーズ!?
「お待たせ!本当に来てくれたんだ、まりかちゃん」


ふいに頭の上から声が降り注ぐ。


「あ……こんばんは」


あたしが来ることは、志帆から連絡いってなかったのかな?と思いつつ、挨拶をする。


……うん、かっこいい。


ついこの間なのに、あの合コンがもうずっと前の事のように感じられる。


あの時は、もう、みっちゃんのもの……と言うか。


そもそも向き合う気持ちすらなくて。


そこへ来ての、あのタグ事件。


そんな印象しかなくて、まさに『イケメンタグ野郎』以上でも以下でもなかったわけで。


それなのに、こうやって、二人で会ってみると……。
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