私の師匠は沖田総司です【上】
「蒼夜叉が敵か味方かになるかなんて、僕たち次第だと思います。
僕たちが天宮さんを傷付けたりしたら敵になるし、その逆だったら味方になる。
そう考えて良いと思いますよ」
「なるほど」
「まぁ、とりあえず今は味方と考えて良いと思います。土方さん、天宮さんを監禁するなんて馬鹿な真似は絶対に止めてくださいね。
彼女は僕たちの情報を守ってくれた、救世主でもあるんですから」
「ぐっ」
言葉を詰まらせる副長。
天宮を監禁すると言う考えがあったらしい。
「とりあえず、今は彼女のことを考えましょう。初めて人を斬って、ずいぶん心に負担を掛けたらしいですから」
「ずいぶん天宮を心配してんだな」
「彼女には元気になって欲しいんですよ。だって、僕が一番好きな甘味を作れるのは、あの子だけなんですから」
結局甘味の心配か。
「女に興味がない総司が女のことを心配するとか、絶対おかしいと思ってたが納得だな」
「副長のおっしゃる通りです」
「土方さんも一君も酷いな~。僕だって仲間を心配しますよ」
「最初、あんなに天宮を嫌っていた奴がよく言う」
呆れた様に副長が笑うと、総司はたちまち顔を赤らめた。
「今は仲良しですよ」
「おまえだけ、組長って一線を引くような呼び方をされてるがな」
「……」
「副長、総司で遊ぶのはやめましょう」
「ああ、分かったよ。あまりにコイツの反応が面白くてついな」
副長の顔が輝いている。まるで面白い玩具を見つけた子供のようだ。
僕たちが天宮さんを傷付けたりしたら敵になるし、その逆だったら味方になる。
そう考えて良いと思いますよ」
「なるほど」
「まぁ、とりあえず今は味方と考えて良いと思います。土方さん、天宮さんを監禁するなんて馬鹿な真似は絶対に止めてくださいね。
彼女は僕たちの情報を守ってくれた、救世主でもあるんですから」
「ぐっ」
言葉を詰まらせる副長。
天宮を監禁すると言う考えがあったらしい。
「とりあえず、今は彼女のことを考えましょう。初めて人を斬って、ずいぶん心に負担を掛けたらしいですから」
「ずいぶん天宮を心配してんだな」
「彼女には元気になって欲しいんですよ。だって、僕が一番好きな甘味を作れるのは、あの子だけなんですから」
結局甘味の心配か。
「女に興味がない総司が女のことを心配するとか、絶対おかしいと思ってたが納得だな」
「副長のおっしゃる通りです」
「土方さんも一君も酷いな~。僕だって仲間を心配しますよ」
「最初、あんなに天宮を嫌っていた奴がよく言う」
呆れた様に副長が笑うと、総司はたちまち顔を赤らめた。
「今は仲良しですよ」
「おまえだけ、組長って一線を引くような呼び方をされてるがな」
「……」
「副長、総司で遊ぶのはやめましょう」
「ああ、分かったよ。あまりにコイツの反応が面白くてついな」
副長の顔が輝いている。まるで面白い玩具を見つけた子供のようだ。