私の師匠は沖田総司です【上】
師匠、浅葱色の隊服です
この時代で生きる覚悟を決めた日から、数日後のある日の朝方。
私は眠たい目を擦りながら、師匠の刀を持って屯所の裏に行きました。
屯所の裏に行くのは朝稽古の為です。
いつもなら一人で黙々と稽古をするのですが、最近は違いました。
「遅かったな、天宮」
斎藤さんと稽古をするようになっていました。
ある日、朝稽古をしていたら突然斎藤さんがやってきて、一緒にやらせて欲しいと言われたのです。
その日から斎藤さんは毎日私と稽古をするようになりました。
「今日もラジオ体操から始めるのか?」
「そうですね」
「では、さっそく始めよう」
斎藤さんと一列になるように並びます。
そして
「ラジオ体操第一、よーい始め」
私の号令と共にラジオ体操が始まります。
新選組の3番隊組長とラジオ体操……。
すっごく違和感のある光景だと思うのは私だけでしょうか?
私は眠たい目を擦りながら、師匠の刀を持って屯所の裏に行きました。
屯所の裏に行くのは朝稽古の為です。
いつもなら一人で黙々と稽古をするのですが、最近は違いました。
「遅かったな、天宮」
斎藤さんと稽古をするようになっていました。
ある日、朝稽古をしていたら突然斎藤さんがやってきて、一緒にやらせて欲しいと言われたのです。
その日から斎藤さんは毎日私と稽古をするようになりました。
「今日もラジオ体操から始めるのか?」
「そうですね」
「では、さっそく始めよう」
斎藤さんと一列になるように並びます。
そして
「ラジオ体操第一、よーい始め」
私の号令と共にラジオ体操が始まります。
新選組の3番隊組長とラジオ体操……。
すっごく違和感のある光景だと思うのは私だけでしょうか?