私の師匠は沖田総司です【上】
「別に天宮さんを信頼しているわけではありません。ただ天宮さんにみたらし団子を作ってもらうには、野菜を全部食べるしかないからです」
組長がキッパリと言いました。
分かっていたことですが、むしろさっき思ってたことですけど、組長に言われると心にグサグサッ!ときますね。
シュンと落ち込んでいると、山南さんが額に手を置きながら呆れたように溜め息を吐きました。
「総司、君は剣術よりも女心を学んだ方がいいですよ」
「え?」
「天宮、こんなヒデェ奴に団子作ってやる必要はねえぞ」
「そうだな。しばらく、総司にだけ作らなくていいからな」
「えぇっ!!どうして近藤さんまでそんなことを言うんですかぁ!!」
慌てふためく組長に、近藤さんと眼鏡コンビ(山南さんと土方さん)が幻滅したような視線を送ります。
組長の頭上にクエスチョンマークが沢山浮かんでいますね。
「天宮君、とりあえず総司の小姓の件は保留でいいですよ。じっくり考えてください。
それと、これを受け取ってください」
山南さんが私の前に浅葱色の羽織が置きました。
これは紛れもなく新選組を象徴する羽織じゃないですか!
あわわっ、それが目の前にある!私、今凄く感激しています!
「さっそく着てみろ」
「はい!」
私は目を輝かせながら浅葱色の羽織に腕を通しました。
組長がキッパリと言いました。
分かっていたことですが、むしろさっき思ってたことですけど、組長に言われると心にグサグサッ!ときますね。
シュンと落ち込んでいると、山南さんが額に手を置きながら呆れたように溜め息を吐きました。
「総司、君は剣術よりも女心を学んだ方がいいですよ」
「え?」
「天宮、こんなヒデェ奴に団子作ってやる必要はねえぞ」
「そうだな。しばらく、総司にだけ作らなくていいからな」
「えぇっ!!どうして近藤さんまでそんなことを言うんですかぁ!!」
慌てふためく組長に、近藤さんと眼鏡コンビ(山南さんと土方さん)が幻滅したような視線を送ります。
組長の頭上にクエスチョンマークが沢山浮かんでいますね。
「天宮君、とりあえず総司の小姓の件は保留でいいですよ。じっくり考えてください。
それと、これを受け取ってください」
山南さんが私の前に浅葱色の羽織が置きました。
これは紛れもなく新選組を象徴する羽織じゃないですか!
あわわっ、それが目の前にある!私、今凄く感激しています!
「さっそく着てみろ」
「はい!」
私は目を輝かせながら浅葱色の羽織に腕を通しました。