私の師匠は沖田総司です【上】
「やっぱり、心が通じ合えるぐらいの友達がいるっていいですね」
「友達?」
「はい!龍馬さんと私は友達ですよね?私はそう思ってます」
心から思い合える友達がいるって本当に素敵なことです。そんな人がいると言うだけで心強いですね。
「友達……ね……」
龍馬さんが微かに眉を寄せ私から離れました。そして壁に背を預けるようにして座ります。
そして腕を組みながら目を閉じました。
「あの、龍馬さんそろそろ帰ってもいいですか?」
「ダメだ。もう少しここにいろ」
「……了解しました」
腰に差していた刀を畳に置き、私は腰を下ろしました。
土方さんのことが心配ですけど、龍馬さんが門番のように部屋の戸の近くにいるので、部屋から出ることができません。
だから今は大人しくしておきます。
私は部屋にある窓を見ました。
開け放たれた窓から冷たい風が入ってきて、私や龍馬さんの髪を優しく揺らす。
しばらく目を閉じる龍馬さんを見ていた私でしたが、次第に手がウズウズしてきました。
なぜウズウズしているかと言うと、龍馬さんの髪を触ってみたいと思っているからです。
風で揺れる龍馬さんの少しクリンとした髪が、とてもやわらかくて気持ちよさそうなんです。
「友達?」
「はい!龍馬さんと私は友達ですよね?私はそう思ってます」
心から思い合える友達がいるって本当に素敵なことです。そんな人がいると言うだけで心強いですね。
「友達……ね……」
龍馬さんが微かに眉を寄せ私から離れました。そして壁に背を預けるようにして座ります。
そして腕を組みながら目を閉じました。
「あの、龍馬さんそろそろ帰ってもいいですか?」
「ダメだ。もう少しここにいろ」
「……了解しました」
腰に差していた刀を畳に置き、私は腰を下ろしました。
土方さんのことが心配ですけど、龍馬さんが門番のように部屋の戸の近くにいるので、部屋から出ることができません。
だから今は大人しくしておきます。
私は部屋にある窓を見ました。
開け放たれた窓から冷たい風が入ってきて、私や龍馬さんの髪を優しく揺らす。
しばらく目を閉じる龍馬さんを見ていた私でしたが、次第に手がウズウズしてきました。
なぜウズウズしているかと言うと、龍馬さんの髪を触ってみたいと思っているからです。
風で揺れる龍馬さんの少しクリンとした髪が、とてもやわらかくて気持ちよさそうなんです。