私の師匠は沖田総司です【上】
「俺は演技であれほどの人格を演じるのは無理だと思います」

「斎藤が言うと信憑性が増すな」

ちょっと、どれだけ僕信用されてないのさ。

「……とにかく、全ては天宮が目を覚ましてからだ。目が覚め次第天宮を審議する」

そう言い残して、土方さんは部屋から出て行ってしまった。

土方さんが出て行った後も重苦しい雰囲気が流れ、しばらく誰も口を開かなかった。
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