私の師匠は沖田総司です【上】
「女将はん、この子明里ちゃんに会わせてええ?」
「「え!?」」
千代菊さんの言葉に私と女将さんは同時に声を上げました。
「でも、その方は男なんやで」
「あんな女将はん、この子本当は女の子なんよ。事情があって、男装せざるを得ない可哀そうなウチの大事な友達。
だから大目に見てくれへん?」
千代菊さんが目をウルウルと潤ませながら、女将さんにお願いしました。
すると女将さんが「しゃあないな」と言いながら溜息を吐きました。
「分かった。その子が女の子で、千代菊の友達だったらええで。ただし、千代菊がずっと傍に居ることが条件や」
「蒼蝶ちゃん、それでええ?」
「はい!ありがとうございます」
「じゃあさっそく明里ちゃんの部屋に行くで」
千代菊さんに手を引かれながら店の中に入りました。
「千代菊さん、ありがとうございました」
廊下を歩きながら私は千代菊さんのお礼を言いました。
「気にせんでええよ。蒼蝶ちゃんに会えて嬉しいからな。
それに、蒼蝶ちゃんが明里ちゃんに用があって来たって言うたとき、蒼蝶ちゃんと明里ちゃんを会わさないかんなって思ったからな」
「どうしてですか?」
「明里ちゃん、最近元気がないんよ。だから蒼蝶ちゃんならどうにかしてくれるって思ってな」
「「え!?」」
千代菊さんの言葉に私と女将さんは同時に声を上げました。
「でも、その方は男なんやで」
「あんな女将はん、この子本当は女の子なんよ。事情があって、男装せざるを得ない可哀そうなウチの大事な友達。
だから大目に見てくれへん?」
千代菊さんが目をウルウルと潤ませながら、女将さんにお願いしました。
すると女将さんが「しゃあないな」と言いながら溜息を吐きました。
「分かった。その子が女の子で、千代菊の友達だったらええで。ただし、千代菊がずっと傍に居ることが条件や」
「蒼蝶ちゃん、それでええ?」
「はい!ありがとうございます」
「じゃあさっそく明里ちゃんの部屋に行くで」
千代菊さんに手を引かれながら店の中に入りました。
「千代菊さん、ありがとうございました」
廊下を歩きながら私は千代菊さんのお礼を言いました。
「気にせんでええよ。蒼蝶ちゃんに会えて嬉しいからな。
それに、蒼蝶ちゃんが明里ちゃんに用があって来たって言うたとき、蒼蝶ちゃんと明里ちゃんを会わさないかんなって思ったからな」
「どうしてですか?」
「明里ちゃん、最近元気がないんよ。だから蒼蝶ちゃんならどうにかしてくれるって思ってな」