私の師匠は沖田総司です【上】

「こっちの準備は出来たからいつでもいいよ」

「分かりました」

「じゃ、また」

組長が出ていくと女将さんも部屋から出ていきました。

「そろそろ行きましょうか」

「はぁ……緊張してきたわ」

「私も緊張してます……」

明里さんをちゃんとサポートできるか不安です。

極度の不安が緊張となり心臓がさっきからバクバクと激しく鳴っています。

「頑張りましょう。今日が明里さんにとって最高の日となるように」

グッと拳をつくり応援するポーズをすると緊張していた明里さんに顔に笑みが戻りました。

「そうやな。頑張ろう」

「はい!」

廊下に出ると私達は皆さんが待つ部屋へと向かいました。
< 468 / 472 >

この作品をシェア

pagetop