永遠の夏、めぐる季節の中で
3話
トゥルルルル トゥルルル。
「はい、桜井です。」
「あの、戸塚ですけど、あ、春花さん?俺、戸塚陽介。
2週間前ほど知り合った、」
「あ、覚えてます。すみません、近所なのに挨拶できてなくて」
「あの、そうだ。今日伺ってもいいですか?」
唐突に聞くのも何だかと一瞬思ったが、聞いてしまった。
「あぁ、丁度良かった。俺のほうからも今日どうかなって思ってたんだ。」
「つい3日前に新しいアルバイトの子を雇ってね、ウチで働いてるんだよ。」
「アルバイト・・・ですか。」
自分がニートなのを思い出し居た堪れ無くなって来た。
「その子がさ、女性で、春花さんと同い年なんだ。感じ気が合いそうだと思って。」
近所のうちと親しい人達は、色々と理解を示してくれたけど、まだ人と付き合うには
不安な部分が多い。
「それと、秀志さんの自慢の孫なら早く会って見たいって、両親が。」
祖父の住んでる所は田舎で近所付き合いが盛んだと知ったばかりだが、
ここまで盛んだとは・・・、。
「えっ!?あのそれは・・・」
「じゃあ、今日の午後ならいつでも待ってるから。」
「じゃあ、失礼。」
プツッ トゥー トゥー トゥー
半場強引に約束されてしまった。
いや、自分から言ったのもあるのだが。。
というより、こんな性格だったっけ?
ここに来てからというものの、妙に積極的になってきたみたい。
つい東京にいる時には俯きかげんで表に出ても一言二言がやっとだったのに。
「う~ん。」 (積極的になって傷つくのが怖い……)
「桜井 秀志」
祖父の名前だ。
私の事を自慢してたなんて。
嬉しいやら困るやら…。
複雑な気持ちのまま午前の日課を終えてさっそく向かった。
「はい、桜井です。」
「あの、戸塚ですけど、あ、春花さん?俺、戸塚陽介。
2週間前ほど知り合った、」
「あ、覚えてます。すみません、近所なのに挨拶できてなくて」
「あの、そうだ。今日伺ってもいいですか?」
唐突に聞くのも何だかと一瞬思ったが、聞いてしまった。
「あぁ、丁度良かった。俺のほうからも今日どうかなって思ってたんだ。」
「つい3日前に新しいアルバイトの子を雇ってね、ウチで働いてるんだよ。」
「アルバイト・・・ですか。」
自分がニートなのを思い出し居た堪れ無くなって来た。
「その子がさ、女性で、春花さんと同い年なんだ。感じ気が合いそうだと思って。」
近所のうちと親しい人達は、色々と理解を示してくれたけど、まだ人と付き合うには
不安な部分が多い。
「それと、秀志さんの自慢の孫なら早く会って見たいって、両親が。」
祖父の住んでる所は田舎で近所付き合いが盛んだと知ったばかりだが、
ここまで盛んだとは・・・、。
「えっ!?あのそれは・・・」
「じゃあ、今日の午後ならいつでも待ってるから。」
「じゃあ、失礼。」
プツッ トゥー トゥー トゥー
半場強引に約束されてしまった。
いや、自分から言ったのもあるのだが。。
というより、こんな性格だったっけ?
ここに来てからというものの、妙に積極的になってきたみたい。
つい東京にいる時には俯きかげんで表に出ても一言二言がやっとだったのに。
「う~ん。」 (積極的になって傷つくのが怖い……)
「桜井 秀志」
祖父の名前だ。
私の事を自慢してたなんて。
嬉しいやら困るやら…。
複雑な気持ちのまま午前の日課を終えてさっそく向かった。