惑わしの5days・番外編集
そんな事を考えながら、私は八雲君の後をついて廊下に出る。


「ここでいっか」


八雲君がガラッと扉を開けたのは、栞のクラスからちょっと離れた理科室だった。


この学校の教室って、普通の教室はもちろん理科室とか音楽室とかもキレイなんだよねぇ。


さすがキッチリタイプの生徒が多いだけあるわ。


「で…話って?」


八雲君と対峙して改めてよくよく顔を見てみると――――…なるほど、確かにカッコイイ。


こりゃ高校生になったらもっと顔立ちしっかりして、更に男前になるパターンですね!!


―――ダン…ッ!


「えっ……?」
< 112 / 215 >

この作品をシェア

pagetop