惑わしの5days・番外編集
いきなり真剣な瞳で射抜かれて、私のココアを啜っていた動きが止まった。


「オレは理科室で言った通り、お前が好きだよ。そして今日1日一緒にいて、もっと好きになった」


「謙……亮……」


「もしオレに微かでも希望があるなら、オレは………」


「アレッ!?光!?」


――――えっ?


突如背後から名前を呼ばれ、そちらに振り返る。


そこに並んでいたメンバーは、一気に私の体温を5度は引き下げた。


「アンタ何やってんの?こんな所で!」


「偶然だな。田薮もここ来てたのかよ」


「しっ、栞!!冴城君っ!!」
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